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作成ユーティリテ

作成ユーティリティはコマンドラインからのクライアントアカウント、ドメイン、ホスティングアカウントの作成と管理、ドメイン選択設定お よびサービスの管理を可能にするツールです。

クライアントアカウントを管理するには、/usr/local/psa/bin/にあるclient.shユー ティリティを使用してください。以下のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.1.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <login_name> 新しいクライアントアカウントを作成する
--update or -u <login_name> クライアントアカウントを更新する
--remove or -r <login_name> クライアントアカウントを削除する
--info or -i <login_name> クライアントアカウントを取得する
--on <login_name> クライアントアカウントを有効にする
--off <login_name> クライアントアカウントを無効にする
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-status <true|false> クライアントアカウントを有効にする(デフォルト:true)
-company <string> 企業名
-name <string> 連絡名 (必須)
-login <login_name> コントロールパネルログイン名(更新コマンドでのみ使用)
-passwd <passwd> コントロールパネルパスワード(必須)
-phone <number> 電話番号
-fax <number> FAX
-email <string> e-mail アドレス
-addr <string> アドレス
-city <string> 都市
-state <string>
-pcode <string> 郵便番号
-country <string>
-notify <true|false> クライアントアカウント作成通知を有効/無効にする

クライアントアカウントを編集するには、/usr/local/psa/bin/にある client_pref.sh ユーティリティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.2.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--update or -u login_name 既存のクライアントアカウントを更新する
--info or -i login_name クライアント情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-create_domains <true | false> クライアントにドメイン作成を許可する
-manage_phosting <true | false> 物理ホスティングの管理を許可する
-change_limits <true | false> ドメイン制限の変更を許可する
-manage_dns <true | false> DNSの管理を許可する
-manage_log <true | false> ログローテーションの管理を許可する
-manage_crontab <true | false> クローンタブ(スケジューラ)の管理を許可する
-manage_anonftp <true | false> Anonymous FTPの管理を許可する
-manage_webapps <true | false> Tomcat webアプリケーションの管理を許可する
-manage_maillists <true | false> メーリングリストの管理を許可する
-manage_sh_access <true | false> システムアクセスの管理を許可する
-manage_subdomains <true | false> サブドメインの管理を許可する
-manage_quota <true | false> ハードディスククォータの変更を許可する
-make_dumps <true | false> バックアップ/復元機能の使用を許可する
-max_dom <number> 利用可能なドメイン数(-1は無制限です)
-disk_space <number> 利用可能なディスク容量上限(メガバイトで指定)
-max_traffic <number> 利用可能なトラフィック上限(メガバイトで指定)
-max_box <number> メールボックスの上限数
-mbox_quota <number> メールボックスクォータ上限量(キロバイトで指定)
-max_redir <number> メール転送上限数
-max_mg <number> メールグループ上限数
-max_resp <number> メール自動応答上限数
-max_wu <number> webユーザ上限数
-max_db <number> データベース上限数
-max_maillists <number> メーリングリスト上限数
-max_webapps <number> Tomcat webアプリケーション上限数
-max_subdom <number> サブドメイン上限数
-expiration <date> クライアントアカウント有効期限
-ip_pool <add|del>:<ip1>,<ip2>,..,<ipN> クライアントIPプールへの/からIPアドレスの追加/削除

<number>タグの部分には正の整数(または0)を指定してください。<date>タグには次の形式で日付を指定してください:'YYYY-MM-DD'

クライアントアカウントの制限を指定する値に'-1'を指定すると"無制限"となります。

-ip_poolのオプションには色々な値を設定することができます。例: client_pref.sh -u 'c1' -ip_pool add:127.0.0.1,127.0.0.2 -ip_pool del:127.0.0.3

ドメインを管理するには/usr/local/psa/bin/に あるdomain.shユーティリティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.3.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <domain_name> 新しいドメインを作成する
--update or -u <domain_name> 既存のドメインを更新する
--remove or -r <domain_name> 既存のドメインを削除する
--info or -i <domain_name> ドメイン情報を取得する
--on <domain_name> ドメインを有効にする
--off <domain_name> ドメインを無効にする
--shells or -s   利用可能なシェルを表示する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-status <true|false> ドメインをon/offにする (デフォルト: true)
-dom_user <true|false> ドメインレベルユーザアカウントをon/offにする (デフォルト: false)
-du_passwd <passwd> ドメインレベルユーザのパスワードを設定する
-dns <true|false> ドメインのDNSゾーンをon/offにする (デフォルトDNSテンプレートの状態で)
-www <true|false> www接頭辞を追加する(デフォルト: true)
-hosting <true|false> ドメインのホスティングを有効/無効にする(デフォルト: false)
-hst_type <phys|std|frm> ホスティングのタイプを設定する(デフォルト: physical)
-target_url <URL> ターゲットURLを設定する(hst_typeが"std"または"frm"の場合は必須)
-ip <ip_address> ipアドレス
-login <login> FTPユーザーログイン名(ホスティングタイプが物理的ホスティングの場合は必須)
-passwd_type <plain|crypt> FTPユーザーパスワードタイプ(デフォルト: plain)
-passwd <password> FTPパスワード (デフォルトではパスワードが設定されていません)
-shell <shell_name|help> システムシェル(--shellsコマンドで利用できるシェルのリストを表示できます)
-hard_quota <MB> ハードディスククォータ(0は無制限です)
-fp <true|false> ドメインのFrontPage対応のon/offを切り替えます(デフォルト: false)
-fp_ssl <true|false> ドメインのfrontpage over ssl対応のon/offを切り替えます(デフォルト: false)
-fpauth <true|false> FrontPage認証(デフォルト: false)
-fplogin <login> FrontPageログイン名
-fppasswd <password> FrontPageパスワード
-ssi <true|false> ドメインのSSI対応(デフォルト: false)
-php <true|false> ドメインのPHP対応(デフォルト: false)
-cgi <true|false> ドメインのCGI対応(デフォルト: false)
-perl <true|false> ドメインのPerl対応(デフォルト: false)
-asp <true|false> ドメインのASP対応(デフォルト: false)
-python <true|false> ドメインのPython対応(デフォルト: false)
-coldfusion <true|false> ドメインのColdfusion対応(デフォルト: false)
-ssl <true|false> ドメインのSSL対応(デフォルト: false)
-webstat <true|false> ドメインのWebalizer対応(デフォルト: false)
-err_docs <true|false> ドメインのカスタムエラードキュメント対応(デフォルト: false)
-log_rotate <true|false> ログローテーションの状態(デフォルト: true)
-log_bysize <KB> サイズでログをローテーションさせる
-log_bytime <daily|weekly|monthly> 期間でログをローテーションさせる(デフォルト: daily)
-log_max_num <number> ログファイルの上限数(デフォルト: 3)
-log_compress <true|false> ログファイルの圧縮を有効にする(デフォルト: true)
-log_email <email> e-mailへのログファイル送信を有効にする
-clogin <login> ドメインが所属することになるクライアントのログイン名(ドメイン作成の際に必須)
-mail_service <true|false> ドメインのメールサービスのon/off (デフォルト: true)
-notify <true|false> ドメイン作成通知を有効/無効にする

ドメインレベルの設定を管理するには、/usr/local/psa/bin/にある domain_pref.shユーティリティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.4.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--update or -u domain_name ドメインを設定する
--info or -i domain_name ドメイン設定情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-disk_space <MB> 利用可能なディスク容量の上限量
-max_traffic <MB/Month> ドメインのトラフィック上限量
-max_box <number> メールボックスの上限数
-mbox_quota <KB> メールボックスクォータの上限量
-max_redir <number> メール転送の上限数
-max_mg <number> メールグループの上限数
-max_resp <number> メール自動応答の上限数
-max_wu <number> webユーザの上限数
-max_db <number> データベースの上限数
-max_maillists <number> メーリングリストの上限数
-max_webapps <number> webアプリケーションの上限数
-max_subdom <number> サブドメインの上限数
-expiration <YYYY-MM-DD> ドメインの有効期限
-www <true|false> ドメインのwww接頭辞
-wuscripts <true|false> webユーザにスクリプト使用を許可する
-webmail <true|false> webmailの使用を許可する
-no_usr <bounce:txt|email> 存在しないユーザーにメールが送られてきた際のバウンスまたはキャッチオールの設定(先々のリリースでは廃止される予定です)
-keep_traf_stat <number> システムがトラフィック統計を保持する期間:N月(0を指定すると統計を削除しません)

メールアカウントを管理するには、/usr/local/psa/binにあるmail.shユーティリティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.5.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <mail_name>@<domain> メールアカウントを作成する
--update or -u <mail_name>@<domain> メールアカウントパラメータを更新する
--remove or -r <mail_name>@<domain> メールアカウントパラメータを更新する
--on <domain> ドメインのメールサービスを有効にする
--off <domain> ドメインのメールサービスを無効にする
--info or -i <mail_name>@<domain> メールアカウントの情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-cp_access <true|false> コントロールパネルへのアクセスを許可
-mailbox <true|false> メールボックスの作成/削除
-passwd <passwd> メールボックスパスワードを設定
-boxpass <passwd> "passwd"オプションのエイリアス(先々のリリースでは廃止される予定です)
-passwd_type <plain|crypt> メールボックスパスワードのタイプ。パスワードを設定していない場合は無視してください
-mbox_quota <KB> メールボックスクォータの上限量
-aliases <add|del>:<name1[,name2]> メールネームへ/からメールエイリアスを追加/削除
-mgroups <add|del>:<list1[,list2]> メールグループへ/からメールネームを追加/削除
-redirect <true|false> メール転送のon/offを切り替え
-rediraddr <addr> 転送先アドレス(転送が有効の場合は必須)
-group <true|false> メールグループのon/offを切り替え
-groupmem <add|del>:<addr1[,addr2]> メールグループへ/からアドレスを追加/削除
-repo <add|del>:<file1[,file2]> 添付レポジトリへ/からファイルを追加/削除
-autorsp <true|false> すべての自動応答のon/offを切り替え
-autoname <name> 自動応答名(自動応答オプションに必須)
-autostatus <true|false> 特定の名前での自動応答のon/off切り替え
-autoreq <subj|body>:<string> or <always> 自動応答の状態を指定。特定の文字列が件名・本文に含まれている時に応答する、または常に応答する。
-autosubj <original|string> 応答の件名("Re: <incoming subject>")またはカスタム文字列
-auto_replyto <string> 自動応答に設定される返信アドレス
-autotext <string> 自動応答のメッセージテキスト
-autoatch <add|del>:<file1[,file2]> 自動応答の添付ファイルを追加/削除
-autofrq <number> ひとつのe-mailアドレスに対して、一日に応答するメールの上限数
-autostor <number> 自動応答のために保存されるメールアドレスの上限数
-autored <addr> すべての受信メールを転送するe-mailアドレス
-drweb <in|out|inout|off> アンチウィルスフィルタリングの管理

サブドメインを管理するには、/usr/local/psa/binにあるsubdomain.shユーティリ ティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.6.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <subdomain> -domainオプションで指定したドメインのサブドメインを作成する
--update or -u <subdomain> -domainオプションで指定したドメインの既存のサブドメインを更新する
--remove or -r <subdomain> -domainオプションで指定したドメインの、-subdomainsで指定したサブドメインを削除する
--info or -i   サブドメインの情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用法を取得する
-domain or -d <domain_name> 作成するサブドメインのメイン(親)ドメインの指定
-new_name <new_subdomain> サブドメインの名前を変更する(新しいサブドメインを作成する際には、使用できません)
-ftp_user <native|main> サブドメインのための独立したFTPユーザアカウント(native)またはメインドメインと同じFTPユーザ(main)。デ フォルトではメイン(親)ドメインのFTPアカウントがサブドメインを管理するために使用されます
-login <login> FTPユーザログイン名(サブドメインで独立したFTPアカウントを使用する場合)
-passwd <password> FTPパスワード(サブドメインで独立したFTPアカウントを使用する場合。デフォルトではパスワードは設定されていません)
-hard_quota <MB> ハードディスククォータ(サブドメインで独立したFTPアカウントを使用する場合。0は“無制限”です。デフォルトでは0に設定され ています)
-ssi <true|false> サブドメインのSSI対応(デフォルト: false)
-php <true|false> サブドメインのPHP対応(デフォルト: false)
-cgi <true|false> サブドメインのCGI対応(デフォルト: false)
-perl <true|false> サブドメインのPerl対応(デフォルト: false)
-asp <true|false> サブドメインのASP対応(デフォルト: false)
-python <true|false> サブドメインのPython対応(デフォルト: false)
-coldfusion <true|false> サブドメインのColdFusion対応 (デフォルト: false)
-subdomains or -s <subdomain[,...]> 削除するサブドメインまたは情報を取得するの指定(--removeおよび--infoコマンドにそれぞれ対応)デフォルトでは-- infoコマンドは既存のすべてのサブドメインの情報を出力します

メーリングリストを管理するには、/usr/local/psa/binにあるmaillist.shユーティリ ティを使用してください。下記のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.7.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <maillist> メーリングリストを作成する
--update or -u <maillist> メーリングリストのプロパティを更新する
--remove or -r <maillist> メーリングリストを削除する
--info or -i <maillist> メーリングリスト購読者を表示する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-domain or -d <domain_name> 作成するサブドメインのメイン(親)ドメインの指定
-passwd <password> メーリングリスト管理者パスワードを設定する ('create' コマンドでのみ指定)
-email <email> メーリングリスト管理者emailを設定する ('create' コマンドでのみ指定)
-notify <true|false> メーリングリスト管理者にメーリングリスト作成を通知する (デフォルト: true、'create' コマンドでのみ指定)
-status <true|false> メーリングリストのon/offを切り替え (default: true)
-members <add|del>:<email1>,..,<emailN> email アドレスをメーリングリストへ/から追加/削除

データベースを管理するには、/usr/local/psa/binにあるdatabase.shユーティリティ を使用してくださいl。以下のコマンドおよびオプションを使用することができます:

テーブル A.8.

コマンド パラメータ アクション
オプション パラメータ 概要
--create or -c <db_name> データベースを作成する
--update or -u <db_name> データベースを更新する: データベースユーザを追加、編集、削除する
--remove or -r <db_name> データベースを削除する
--help or -h   ユーティリティの使用法を表示する
-domain <domain_name> ドメイン名
-type <mysql> データベースの種類
-passwd <passwd> ユーザーパスワードを設定する
-add_user <login_name> 個人名ユーザを追加する
-update_user <login_name> 個人名ユーザを更新する
-remove_user <login_name> 個人名ユーザを削除する
-user_name <login_name> ログイン名を設定する ("update_user" オプションで指定)

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